- 家庭菜園でスイカ栽培にチャレンジしたい!
- けど、忙しくてあまりスイカのお世話ができないかも…
- ほったらかしでスイカ栽培を成功させるためのポイントとコツを教えて!
この記事ではこのような方のために「ほったらかしでスイカを育てるための重要ポイントとコツ」について詳しく解説していきます。
この記事を読むことでほったらかし状態でも大きく甘いスイカを収穫できるようになります。
- スイカはほったらかしでも育つのか
- スイカのほったらかし栽培を成功させるためのポイントとコツ
- スイカのほったらかし栽培の失敗しやすいポイント
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スイカはほったらかしでも育つ?


スイカは栽培の重要ポイントをおさえると「ほったらかし」でも育てられます。植物が本来もっている育成力を生かし、すくない手間でおいしいスイカを収穫しましょう。
ほったらかし栽培でスイカを育てる条件は、以下の3点です。
- 日当たりがよい
- 水はけのよい土
- 適度な水分
スイカは、暖かく日当たりの良い環境を好みます。直射日光が7時間以上あたり、気温が25℃〜30℃の環境が最適です。
また、日本ではスイカの栽培期間中に梅雨をまたぐため、事前にマルチやトンネルで雨対策をおこなうと「ほったらかし」でもおいしいスイカが実ります。
ほったらかしでスイカ栽培を成功させるポイント


「ほったらかし」でスイカ栽培を成功させるポイントは、以下の通りです。
- 土づくり
- 畝づくり
- 植え付け
- カラス対策
以下で具体的に確認して行きましょう。
土づくり
スイカ栽培の始めの手順は土づくりです。土壌の状態を確認して、必要に応じて改良をおこないましょう。
まず、スイカ栽培に重要なポイントが水はけです。
砂質で水はけと保水性のバランスがとれた土が適しており、粘度質の土であれば改良が必要です。
スイカを育てる土壌は、弱酸性〜中性が適しています。調整が必要であれば、苦土石灰や土壌pHバランス材を施して耕しましょう。
土づくりは、植え付け2週間前までにおこなうとスムーズです。スイカは栽培では手間を最小限に抑えるために、最初の環境づくりが重要です。
畝づくり


よい土壌ができたら、畝づくりをおこないましょう。畝を立ててマルチをはり、肥料の長持ちや土壌の乾燥に加えて雑草の防除の対策をします。
畝づくりは、土を15cmほど盛り上げて高めにすると水はけがよくなります。幅を200cmくらいにとり蔓を伸ばすゆとりを確保しましょう。
また、マルチは黒マルチが雑草を防除する効果が高くおすすめです。マルチの設置手順は以下を参考にしてみて下さい。
- 畝の開始地点とマルチの端をあわせ、ピンでとめる
- 畝にマルチを被せる
- マルチにしわができないように四方向から引っ張りながらピンで固定する
- マルチのすそに土を被せ、風でなびかないようにする
植え付け


植え付けは、気温が暖かくなり最低温度が10℃以上になったら頃合いです。(4月下旬~5月上旬)
具体的な植え付けの手順は、以下を参考にしましょう。
- 畝に植え穴をつくり水を注ぐ
- 植え穴へ苗を浅めに置く
- 根鉢が隠れる程度に土を寄せる
植え付けのポイントは、深植えをしないことです。接木苗の場合、深植えすると穂木から根が伸びてしまい、接木の意味がなくなってしまいます。
また、植え付け作業は、よく晴れた午前中がおすすめです。高い気温を生かしてスムーズな活着を促進します。
カラス対策


甘くて水分豊富なスイカはカラスに食べられやすく、事前の対策が必要です。カラス対策はさまざまあり、初心者でも実施しやすい方法は以下の2つが挙げられます。
- 防虫ネットでトンネルを作る
- 実に袋をかける
具体的に確認しましょう。
防虫ネットでトンネルを作る
防虫ネットでトンネルを張るには、トンネル用支柱(長さ200cm程度)・防虫ネット・Uピンを用意します。トンネルを張る具体的な手順は以下の通りです。
- トンネル用支柱を畝の外側に50センチ間隔で立てる
- 畝の端に防虫ネットの端を石で固定する
- トンネル用支柱に防虫ネットを被せる
- 防虫ネットが畝の終わり端まできたら結び目を作りUピンに通して土に差し込む
- 防虫ネットの裾に土を被せる
トンネル用支柱を立てる際は、挿す深さを一定に揃えましょう。支柱の高さが揃っていると強風に耐えやすくなります。
また、支柱によっては土に挿す深さを一定にするための目印が付いており、購入の際に確認すると良いです。
注意点として、防虫ネットでトンネルを張る場合、虫が侵入すると中で繁殖する恐れがあります。防虫ネットを選ぶ際は、網目が1ミリのものを選ぶと虫の侵入を防ぎやすくなります。
実に袋をかける
手軽なカラス対策として、スイカの実が手のひらサイズに育ったら袋をかける方法もあります。薄い袋ではカラスのくちばしで破られるので、堆肥袋など丈夫なものを選びましょう。具体的な手順は以下の通りです。
- スイカの実に袋を被せる
- 外れないように袋の開口部に重しを置く
カラスは嗅覚が弱いため、実を袋で隠すと見つかりにくいです。袋を被せたら、外れないようにしっかりと石などで固定しておきましょう。
また、堆肥袋は数が揃いやすく、保温効果もありおすすめです。袋内の温度が高くなるので、甘くおいしいスイカに育ちやすくなります。
スイカのほったらかし栽培で失敗しがちなポイント


スイカのほったらかし栽培で失敗しがちなポイントは、以下の通りです。
- 肥料切れになる
- カラスに実を食べられる
- 植え付けが遅れる
初心者が失敗しやすいポイントを、対策とともに紹介します。
肥料切れになる
収穫までに肥料切れになると、実が小さく甘みのないスイカに育つ恐れがあります。
最小限の手間でおいしいスイカを育てるには、肥料を施すタイミングを始めの土づくりと実の育ち始めにするのがおすすめです。
効果的な対策を講じるために、以下の方法を確認しましょう。
元肥を入れて対策
肥料切れの対策として、最初の土づくりのタイミングにリン酸を多く含む元肥を混ぜ込みましょう。根の成長を促して元気に花や実をつけるのを助けます。
実がつき始めたら、カリを多く含む元肥を与えて養分の移動を促進させましょう。実の成長と糖度を高める効果があり、害虫や乾燥への耐性も向上します。
肥料は一度に与え過ぎると、かえって適切な育成の妨げになる場合もあります。
継続的に栄養を与えるには、鶏糞堆肥などゆっくり分解される有機肥料を元肥として施せば肥料切れの予防に効果的です。
カラスに実を食べられる
せっかくおいしいスイカの実が育っても、カラスに食べられては意味がありません。カラス被害を防止する対策として本記事内で防虫ネットのトンネルを紹介しましたが、さらに対策を講じたい場合は以下の方法を試してみましょう。
- カラス人形を吊るす
- テグスを張る
今回は、初心者にも簡単な本物そっくりのカラス人形を吊るす対策を解説します。
カラス人形は、吊るし方によって2つの効果が期待できます。逆さ吊りすると、カラスは仲間が捕まったと認識して恐怖感を与えるので畑に近づきません。また、頭からまっすぐ吊るせばカラスを怖がる他の害鳥を追い払う効果があります。
カラス人形は、インターネットやホームセンターでも手に入るので、よりリアルな人形はどれかを比較して導入を検討しましょう。
植え付けが遅れる


近年の夏の気温上昇により、スイカの植え付けが遅れると収穫量が落ちやすくなります。実をつける頃に真夏日が続くことが要因です。
スイカの植え付けが遅れる場合の対策は、植え付けまでスイカの苗ポットになるべく水を与えないのがポイントです。そうすることで定植後に根を張りやすく、少々植え付けが遅れても元気に育ってくれます。
植え付けのタイミングになったら、水を張ったバケツに苗をポットごと沈めてしっかり水を与えてから定植します。
スイカの一般的な植え付け時期は、気候にもよりますが露路栽培が5月上旬でトンネル栽培では4月中旬頃が目安です。
品種によっては、植え付けの遅れに間に合いやすい早生系の小玉スイカもあるので、諦めずに植え付けにチャレンジしてみましょう。
スイカ以外もほったらかしで育ててみよう


とうもろこし以外の野菜についても解説しています。ほったらかしで育てられる野菜に興味がある方はぜひ別記事ものぞいてみてください!
畑を借りてほったらかし栽培に挑戦してみよう!



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