- 農業インターンシップに興味あるけど
- 情報が少なくてどんな感じかイマイチわからず不安…
- 農業インターンシップに参加した人の正直な感想を教えて!
農業インターンシップは農業の就業体験ができる制度のことで様々な場所で行われています。
近年では農業が身近でなくなっている背景から農業体験をしてみたいという需要が増加しており「農業インターンシップに参加してみたい!」といった方は多いです。
しかしながら、ひとことで「農業インターンシップ」と言っても
- 実際どんなことするの?
- どのようなことが学べるのかな
- 体力的に問題ないかな
など、農業インターンシップの実状ついて分からず、様々な疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では筆者が実際に農業インターンシップに参加した際の正直な感想や注意点などについてまとめました。
この記事を読むことで農業インターンシップがどのようなものかについて実体験をもとに深く理解することができます。
農業インターンシップとは

農業インターンシップとは農業に興味を持つ学生や社会人が実際の農業現場を体験できる制度のことです。
農業インターンは「農業に興味がある人が自身の適性を確かめる機会」となったり「農業法人や関連企業への就職後に生じる可能性のあるミスマッチを防ぐ」ことを目的としています。
参加者は作物の栽培から収穫・販売まで農業の幅広い業務を実際に経験することができ、農業に対する理解を深められます。
農業インターンシップの探し方

農業インターンシップは基本的に専用サイトで見つけることができます。
有名なサイトとして「農業をはじめる.JP」「マイナビ農業インターンシップ」があります。
はじめて農業インターンシップを探すならぜひこれらのサイトを使ってみましょう!
その他にも農協など様々なところで農業インターンシップを募集していますので自身にあった探し方を見つけてみましょう。
参加した農業インターンシップについて紹介

今回私が参加した農業インターンシップの詳細について紹介します。
場所 | 関西 |
時期 | 10月 |
期間 | 1週間程度 |
インターン先の特徴 | 有機農法の農家さん |
申し込み方法 | 農業をはじめる.JP |
農業インターンシップのスケジュール
私が行ったインターンシップ先での大まかな1日のスケジュールを紹介します。
あくまでも私が行ったインターン先でのスケジュールですが他のところもおおよそ同じようなのでぜひ参考にしてみてください。

中作業は商品の梱包や事務作業などでした。
外作業は植え付けや収穫、雑草除去、マルチ張りなど幅広い農作業を体験しました。
また、今回私は一週間程度毎日インターンシップを実施しましたが1日もしくは2日ほど休みを作ることができます。自身の体力に合わせて調整しましょう。
農業インターンシップに参加した正直な感想
私が実際に農業インターンシップに参加してみて思った正直な感想を紹介します。
農業インターンシップについて少しでも不安や疑問がある方はぜひ最後まで読んで農業インターンシップの雰囲気をつかみましょう。
良かったこと

まずは農業インターンシップに参加して良かったと感じたことについて紹介します。
良かったこと
- 農家の仕事内容が知れた
- 農家さんにいつでも質問できた
- 農作業が体験できた
- 宿泊費と食費が無料だった
- 健康的な生活がおくれた
それぞれについて詳しく解説していきます。
農家の仕事内容が知れた
農業インターンシップに参加したことで農家の仕事内容を詳しく知ることができました。
ただ単純に農産物を作るだけでなく畑や施設の管理、農産物の販路開拓など農家としてやるべき仕事は想像以上に幅広く感じました。
将来農家を目指しているといった方は一度農家さんがどのようなことをしているのかについて見てみることをおすすめします。
農家さんにいつでも質問できた

農業インターンシップでは気になったことはいつでもプロの農家さんに質問できる点が魅力的に感じました。
農作業を体験していると様々な疑問が出てきます。
その際にプロの農家さんから直接回答をもらうことでより深く理解できます。
農業インターンシップに行った際は遠慮せずどんどん質問してみましょう!
本格的な農作業が体験できた
普段あまり関わることのない本格的な農作業が体験できます。
農家のもとでおこなう農作業は大学の実習や家庭菜園でする農作業とは異なり、非常に大規模でノウハウも確立されています。
そのためその農作業を見るだけでも新たな知識や経験となりより深く農業を知ることができました。
宿泊費と食費が無料だった

農業インターンシップ中は宿泊費と食費がかからなかったのは非常にうれしいポイントでした。
私が参加した農業インターンシップの場合、宿泊施設と朝昼晩の3食を提供していただきました。
学生やこれから就農を目指す方にとって、農業インターンシップ中に生活費がかからないという点は大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
ただし、宿泊や食事などの条件はインターンシップ先によって異なるので事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
健康的な生活がおくれた
農業インターンシップに参加すると以下の点で健康的な生活を送ることができます。
- 早寝早起きが基本
- 規則正しい時間に食事
- 食事はその農園でとれた野菜などをふんだんに使ったメニュー
- 農作業で適度な運動
これらのことから農業インターンシップは農業を学ぶ目的以外にも社会復帰支援としての役割も大きいと言えます。
残念だったこと

農業インターンシップに参加して残念に思ったことは以下の通りです。
- 労働力としての一面もある
- 昭和チックな環境
詳しく解説していきます。
労働力としての一面
農業インターンシップの中には単純作業を長時間繰り返すように指示されることがあります。
農家さん側はボランティアでインターンシップ生を受け入れているわけではないのでこのような労働力としての扱いは当然ですが「農業を学びたい」という思いで行くとギャップに悩んでしまうかもしれません。
昭和チックな環境
農家の方々は高齢なことが多いため職場環境は現代ではあまり受け入れられないような形態の場合があります。
少しギャップを感じる部分があるかもしれませんが反面教師として受け入れることをおすすめします。
どうしても耐えられない場合はインターンシップを中断することも可能なので遠慮なく伝えましょう。
農業インターンシップに参加するうえでの注意点

農業インターンシップで注意すべきポイントについて3つ紹介します。
ここで紹介することをしっかりと知ったうえで農業インターンシップへの参加を検討しましょう。
給料はでない

長期インターンと言えば給料がでるイメージですが農業インターンシップでは基本的に給料はでません。
その代わりに宿泊場所や食事を用意してくれている農家さんが多いです。
農業インターンシップ中は農家さんにたくさん質問するなど積極的に活動し、給料以上の知識や経験を持ち帰れるような心がけが重要です。
労働力として見られている場合がある
農業インターンシップで残念に思ったことという見出しでも紹介しましたが、農業インターンシップでは労働力として使われる一面もあります。
しかしながら農家さん側もボランティアでインターン生を受け入れているわけではないので労働力としての一面はごく自然なことです。
これらのことをきちんと理解したうえで農業インターンシップに参加することで理想とのギャップに悩む機会が減るのではないでしょうか。
農業インターンシップ先は田舎が多い
当たり前ですが、農業インターンシップ先は基本的に田舎です。
最寄りのコンビニまで歩いて1時間ということはよくあり、都会で暮らしている方にとっては想像しにくい部分です。
そのため農業インターンシップに参加する際は現地調達するものが無いように宿泊荷物や着替えなどきちんと準備してのぞむようにしましょう。
農業インターンシップが向いている人の特徴

私が実際に農業インターンシップに参加したうえで「農業インターンシップはこのような人におすすめ!」と感じた人の特徴について紹介します。
農業インターンシップが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 農業分野での就職を考えている大学生・高校生
- 就農を考えている社会人
以下で詳しく解説します。
社会人が農業インターンシップに参加するメリットについては以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

農業分野での就職を考えている大学生・高校生
将来、農業分野での就職を考えている大学生もしくは高校生に農業インターンシップは非常におすすめです。
その理由は
- 農業分野への理解度があがる
- 農業の知識や経験が増える
- 他の志望者との差別化ができ、面接などで有利になる
からです。
また、どの分野に就職・進学しようか悩んでいる方も進路選択の良い材料となるのでおすすめです。
就農を考えている社会人

「退職して農業で生計を立てたい」「副業で兼業農家をしたい」といった就農を考えている社会人に農業インターンシップは有用です。
農業への解像度が上がるだけでなく、自身の将来設計へ大きく役立ちます。
農業インターンシップの正直な感想まとめ
この記事では農業インターンシップに実際に参加してみた正直な感想をまとめました。
農業インターンシップがどのようなものかについて理解できましたでしょうか。
この記事の要点をまとめると以下の通りです。
ぜひこの記事を参考に農業インターンシップへの参加を検討してみましょう!
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