【家庭菜園向け】個人で畑を借りる方法|相場や選び方を徹底解説

  • 家庭菜園を始めたいから畑を借りたいんだけど…
  • 畑ってどうやって借りればいいんだろう…個人でも借りられるのかな?
  • 失敗しない畑の借り方を教えて!

この記事では「個人が家庭菜園用に畑を借りる際の方法と相場」について詳しく解説していきます。

記事を読むことで自身にあった畑の借り方を見つけられるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

個人が畑を借りる方法

家庭菜園をしていると、大きな畑でたくさんの野菜を育てたくなる方も多いのではないでしょうか。

しかし自分で畑を購入するとなると、土地の購入費用がかかるだけでなく、税金などの維持費も高くなってしまいます。

他にも農具の購入や整地をする必要があり、初期費用が高額となることが多いです。

そこで畑を買うのではなく、借りるという選択肢があります。畑を借りることによって初期費用や維持費を抑えることができるだけでなく、コミュニティにも参加しやすくなります。個人で畑を借りる方法は3つあり

  • 地主から農地を借りる
  • 貸し農園を借りる
  • 市民農園を借りる

のいずれかを選択すると、家庭のプランターより大きな土地で野菜を栽培することが出来るようになります。

それぞれについて詳しく解説していきます。

地主から農地を借りる

まず、挙げられるのが畑の所有者から農地を借りることです。しかしながら、この方法は家庭菜園をする個人には向いていません。

その理由は以下の通りです。

  • 借りための最低面積が広く家庭菜園程度では管理できない
  • 交渉や契約がめんどう
  • 地主が初心者には貸してくれない場合がほとんど

上記のような問題点があるため、この方法は基本的に農業で生計をたてている農家が使用します。

貸し農園を利用する

貸し農園は民間の企業や農家によって運営されています。民間が運営しているため料金は高めですが、栽培のプロである指導員のサポートや施設のサービスが充実していることが多いです。

空きがあればすぐに応募でき、農具の貸し出しや栽培のアドバイスを受けることも出来ます。

定期的にイベントや講習会を開催しているところもあり、初心者の方は貸し農園を利用することをおすすめします。

手ぶらでいくことも出来る農園もあり、トイレや駐車場など施設の設備が充実していて、家庭菜園に慣れていなくても家族で楽しむことが出来ます。

都心部からのアクセスが良い場所が多く、手軽に家庭菜園を始めたいなら貸し農園がおすすめです。

種や苗を置いている農園もあり、土作りから作物ができるまで、サポートやアドバイスを受けながら育てられるのがメリットといえます。

市民農園を利用する

市民農園は県や市町村、農業協同組合によって運営されています。一番の特徴はレンタル料が安いことですが、その分農具や知識が必要となってきます。

年単位での契約が多いですが、地域によって使用期間が決まっています。そのため地域によっては満足に栽培する前に契約が切れてしまうことがあるそうです。

募集期間も通常1月~3月と決まっていることが多く、冬野菜が育てにくいと言われていますが、貸し農園と比べてレンタル費用を抑えることができます。

市民農園へのアクセスに問題がなく、農業の経験が豊富で農具などが揃っており、多くの野菜を育てたい上級者に向いています。

また、全て自分で管理することができるので、自分で育てたいというこだわりがある方にはおすすめです。

畑の広さを選択することで、自分に合った土地を借りることができ、自由度の高い栽培ができます。また使用条件に無農薬で育てることや、農薬の使用に制限がある地域が多いため、無農薬で野菜を育てたい方にはおすすめです。

こちらの記事では貸し農園と市民農園のメリット・デメリットについて詳しく説明しています。併せてご覧ください。

個人で畑を借りる際の相場

個人で畑を借りる際に気になるのは月々の費用ではないでしょうか?貸し農園や市民農園はそれぞれ相場があり、ご自身の予算に合った畑を借りるようにしましょう。

貸し農園には入会金がありますが、市民農園はありません。最初の段階で何の道具を揃える必要があるか、初期費用も含めて予算を考えると良いでしょう。

都道府県や地域、借りる土地の広さによっても相場は変動するので注意する必要があります。

貸し農園の相場

貸し農園を借りる際の相場は

  • 入会金:10,000円前後
  • 月々の費用:5,000円~10,000円程度

となっています。

土地の使用料だけでなく、農具の貸し出しや指導員のサポート、施設の駐車場やトイレの設備使用料なども含まれています。

都市部に近いほど金額が高い傾向がありますが、ビルの屋上で貸し農園を行っている場所もあり、小さい規模で家庭菜園をやりたい場合はアクセスや施設の設備を重視してもいいでしょう。

市民農園の相場

市民農園を借りる際の相場は

  • 入会金:不要
  • 月々の費用:約600円~1,000円前後

となっています。

貸し農園より安い金額で借りることは可能ですが、年間での契約であることが多いです。広い土地を安く借りることが出来るため、多くの作物を作りたい場合は市民農園の方が良いでしょう。

また貸し農園にあったサービスがない分安くなっているため、自分で農具や必要な資材を揃える必要があります。プロのサポートやアドバイスがないため、上級者に向いています。既に農具が揃っている場合や、自分で全て管理出来る場合には市民農園のほうがいいでしょう。

貸し農園と市民農園の相場の比較について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

畑を借りる方法の選び方

この記事では畑を借りる方法や、それぞれの特徴・相場を紹介しました。栽培初心者と経験者では借りる方法の選び方が変わってきます。どちらも借りる前には下見をして、自宅から通える距離か、借りる方法の選び方を紹介します。

栽培初心者向け畑の借り方

家庭菜園をまだ始めたばかりの方や、自分で農具を揃えるのはハードルが高いと感じている方などは貸し農園がいいでしょう。

プロのサポートやアドバイスが受けられ、農具を揃える必要がなく、また施設の整備がされていることが多いので、まずは貸し農園から始めてみるのはいかがでしょうか。

借りる前には使用できる設備、水やりに使用する水道が使えるか、使用できる農具の種類などを確認することを忘れないようにしましょう。またどんな方がアドバイザーとして在中しているかお話することもいいですね。解約のタイミングによっては違約金が発生することもありますので、作物の収穫時期なども相談してみるのもいいでしょう。

栽培初心者には貸し農園がおすすめな理由を紹介している記事がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。

栽培上級者向け畑の借り方

今まで栽培してきた経験がある上級者は農具が揃っていたり、知識も豊富でしょう。特にサポートや農具などが不要であれば、直接地主から農地を借りる、または市民農園を借りる方が料金を抑えることができます。

市民農園は駐車場や駐輪場を整備しているところは少なく、徒歩で道具を持って通える距離にあるか、頻繁に通うことができるかという点は確認しておきたいところです。

また地主から農地を借りる場合も市民農園を借りる場合も、どのような設備があるのか、どのくらいの頻度で使用できるか、使用する際には別料金が発生するのかなども確認しましょう。

市民農園は土地が広い分、同じ農園の利用者とのコミュニティを形成することが難しいと言われています。地主から借りる場合は地主に聞くこともできますが、アドバイスを受ける必要がなく、害虫対策や自然災害といったことにご自身で対応できるのであれば問題ありません。

不安な方は貸し農園を利用してから市民農園を借りてもいいでしょう。

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