- ベランダ菜園を始めてみたいけど虫が発生しないか不安
- とにかく虫が苦手だからベランダで虫がでると嫌だな
- ベランダでも育てられる虫がつきにくい野菜を教えて!
ベランダ菜園には、家にいながら家庭菜園が気軽にできるというメリットがある一方で、このような虫についての心配や悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「ベランダ菜園に最適な虫がつかない野菜6選」を紹介します。
- 虫がつかない野菜の特徴
- ベランダで育てられ、虫がつきにくい野菜6選
- その他、虫を発生させないためにできる工夫3つ
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虫がつかない野菜の特徴
野菜には虫がつきやすい野菜と虫がつきにくい野菜があります。
まずは、どんな野菜では虫がつきにくいのかについて知っておきましょう。
キク科・ユリ科・シソ科の野菜
キク科・ユリ科・シソ科の野菜は虫がつきにくいことが知られています。
これらの野菜は虫が嫌う匂いを発しており、虫を遠ざけてくれます。
それぞれの科の代表的な野菜として以下の野菜が挙げられます。
- キク科→春菊・レタス・ゴボウ
- ユリ科→玉ねぎ・にんにく・アスパラガス
- しそ科→大葉(青じそ)・バジル
収穫までの期間が短い野菜
収穫までの期間が短い野菜はそのぶん虫に狙われる期間が短いため虫が発生しにくい野菜と言えます。
具体的には「ラディッシュ」「ベビーリーフ」「水菜」などが挙げられます。
また、収穫までの期間が短い野菜は成長が非常に早いため家庭菜園初心者でも栽培しやすくおすすめです。
ベランダ菜園で育てられる虫がつかない野菜6選
上記で紹介した、虫がつかない特徴をもつ野菜の中でも特にベランダ菜園に適した野菜を6つピックアップしました。
ベランダ菜園に初めて挑戦される方はこれらを選んでおけば間違いありません。
- 玉ねぎ
- サニーレタス
- 春菊
- 大葉(青じそ)
- ニンニク
- ほうれん草
玉ねぎ
玉ねぎはユリ科の野菜で、独特の匂いを発しているため虫がつきにくいです。
また、玉ねぎは管理が簡単なうえに比較的小さいスペースでも多く育てられるため面積の限られているベランダ菜園との相性は抜群です。
11月中旬頃
4月下旬から6月上旬
サニーレタス
サニーレタスはキク科の野菜で、成長スピードが速くキク科特有の匂いで虫があまりつきません。
また、外の葉から食べる分だけ収獲していけば長い期間サニーレタスを楽しむことができます。
苗がホームセンターに売られていることも多く家庭菜園で非常に人気の野菜です。
3月から5月(春植え)
9月下旬から10月上旬(秋植え)
種まきから75日ほど
春菊
春菊はキク科の野菜で、キク科特有の匂いで虫があまりつきません。
春菊は、暑さや寒さに強く温度調節の難しいベランダ菜園でも気軽に育てることができます。
また、春菊は比較的涼しい気候を好む野菜で秋植えが主流です。
そのため春・夏野菜が終わった時期に育てることができ、重宝します。
4月から5月(春植え)
9月から10月(秋植え)
種まきから60日ほど
大葉(青じそ)
大葉(青じそ)はシソ科の野菜で、シソ科特有の匂いで虫を遠ざけてくれます。
大葉は、一株で大量に収穫できるためスペースの限られているベランダ菜園では重宝します。
また、大葉は常に強い日差しを受けると葉が固くなってしまうので程よく日陰になるベランダ菜園と相性抜群です。
4月下旬から6月上旬
種まきから50日ほど
9月ごろまで継続的に収穫可能
にんにく
にんにくはユリ科(ヒガンバナ科)の野菜で、にんにく特有の匂いで虫を遠ざけてくれます。
にんにくは栽培が簡単で、放置していても育ちます。
また、収獲した後の保存できる期間が長くしっかりと使い切ることができます。
根もあまり広がらないため小さいスペースでも栽培可能です。
9月から10月
5月から6月
ほうれん草
ほうれん草はヒユ科の植物で、葉物野菜の中で特に虫がつきにくいという特徴を持っています。
ほうれん草は多少の悪環境でも元気に育ってくれる丈夫な野菜です。
そのため、まだ管理に慣れていない家庭菜園初心者でも簡単に育てることができます。
3月中旬から4月中旬(春植え)
9月から10月上旬
種まきから45日から60日
ベランダ菜園で虫が発生しやすい野菜も紹介
これまで紹介した虫がつきにくい野菜とは反対に虫が発生しやすい野菜についても紹介します。
虫が気になる方は以下で紹介する野菜を育てるのはやめておきましょう。
アブラナ科野菜
アブラナ科野菜の代表例として「白菜」「キャベツ」「小松菜」「ブロッコリー」などが挙げられます。
これらのアブラナ科野菜は様々な虫に好まれており、ベランダで虫が発生する原因となります。
アブラナ科野菜を育てる際はこまめに虫を除くか農薬を使うことをおすすめします。
夏野菜
「キュウリ」「トマト」などの夏野菜は栽培するにあたって多くの強い日光が必要となります。
もし、日光が不足してしまうと植物全体の元気がなくなり弱ってしまいます。すると弱った植物を狙って虫が多く発生します。
ベランダ菜園では日当たりを常に確保することが難しくそのような事態に陥りやすいためベランダで夏野菜を育てることはあまりおすすめできません。
ベランダ菜園で虫を発生させないためにできること
ここまで虫が発生しにくい野菜について紹介してきました。
しかしながらこれらの野菜は虫がつきにくいものの、完全に虫がつかないわけではありません。
そこで、「ベランダ菜園で虫の発生を抑える」ための方法を3つ紹介します。
どれも簡単にできるのでぜひ試してみてください。
- 防虫ネットをかける
- ストチュウを葉に付ける
- コンパニオンプランツを利用する
それではひとつずつ詳しく解説していきます。
防虫ネット
防虫ネットとは植物の周りに設置することで虫の侵入を防ぐことができるアイテムのことです。
防虫ネットは100均でも購入でき手軽に入手できます。
防虫ネットをする際は支柱も併せて購入しておきましょう。
ストチュウ
ストチュウとは「酢」「トウガラシ」「焼酎」を混ぜたもののことで、高い虫よけ効果があります。
作り方は簡単で焼酎と酢を1:1で混ぜたものに輪切りトウガラシをいれて3日ほど漬けるだけです。
これを植物の葉や茎に霧吹きでかけるだけで虫が寄り付かなくなります。
コンパニオンプランツ
コンパニオンプランツとは一緒に植えると生育において良い効果をもたらす植物同士のことです。
例えば、葉物野菜とネギを一緒に植えると葉物野菜につく虫の数が減ることが知られています。
コンパニオンプランツについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
まとめ
この記事ではベランダ菜園に最適な虫がつかない野菜を6つ紹介しました。
この記事の結論をまとめると以下の通りです。
- ベランダ菜園に適した野菜は「玉ねぎ」「サニーレタス」「春菊」「大葉」「にんにく」「ほうれん草」「ベビーリーフ」
- 虫がつきやすい野菜はアブラナ科野菜と夏野菜
- 虫対策には「防虫ネット」「ストチュウ」「コンパニオンプランツ」がおすすめ
どれも知っておくだけで簡単に実践できます。ぜひ試してみてください。
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