- サツマイモのつる苗を買ったけど…
- 畑の準備や天気のせいで植えれるのがいつになるか分からない!
- サツマイモのつる苗ってどのくらい保存できるのかな?
- サツマイモ苗の適切な保存方法を教えて!
このようにサツマイモの苗を買ったはいいものの、すぐに植え付けができず苗の「保存」について困っている方は非常に多いです。
もし誤った方法で保存してしまうとサツマイモの苗はすぐに元気を無くし、枯れてしまいます。もったいですよね。
そので、この記事では「サツマイモ苗を長期保存する方法」について解説していきます。
この記事を読むことで、本来なら5日程度でダメになってしまうサツマイモ苗を2週間以上新鮮な状態で保存できるようになります。
サツマイモ苗が腐る・枯れる原因

まずはサツマイモ苗が腐ったり枯れる原因について理解しておきましょう。
サツマイモ苗が枯れる原因は以下の通りです。
- 乾燥
- 高温
- 急激な環境変化
それぞれ詳しく解説していきます
乾燥
サツマイモ苗は乾燥に非常に弱いです。
乾燥環境ではサツマイモ苗自体の水分がどんどんと蒸散してしまい、鮮度を保てません。
そのため、サツマイモ苗の保存では比較的過湿状態にしておくことが重要です。
高温

サツマイモ苗を高温状態に置いておくと付着している微生物が活発になり、サツマイモ苗を腐らせます。
サツマイモ苗の保存では風通しがよく涼しい場所に置くことが鉄則です。
急激な環境変化
サツマイモ苗は環境の変化にも非常に敏感です。
保存場所を移す際はその環境に少しずつ慣らしていく(馴致)が必要となります。
サツマイモ苗の保存方法

貸し農園の菜園アドバイザーとして勤務する筆者がおすすめする「サツマイモ苗の保存方法」は以下の通りです。
- サツマイモ苗に植物活力剤をつける
- 茎部分を濡らした新聞紙で包む
- 密閉しない程度に全体をビニール袋で覆う
- 冷蔵庫で保管する
それぞれの工程について詳しく解説していきます。
植物活力剤をつける

サツマイモ苗に植物活力剤をつけてから保存するようにしましょう。
植物活力剤とはミネラル(微量必須元素)が豊富に含まれた農業資材のことです。
植物活力剤をサツマイモ苗につけることで葉や茎からミネラルが吸収され、代謝が良くなったり、細胞壁が強固になります。
その結果、サツマイモ苗は枯れにくくなり、通常よりも長期保存が可能になります。
茎を濡れた新聞紙で包む

次はサツマイモ苗の茎部分を濡らした新聞紙で包みましょう。
この時、葉の部分は絶対に覆わないようにしましょう。もし葉も覆ってしまうとサツマイモの苗は呼吸ができなくなり枯れてしまいます。
また、数日おきに新聞紙を交換することでより長期間、新鮮に保存可能です。
具体的には3日に一度のペースで交換するようにしましょう。
ビニール袋に入れる
次にサツマイモ苗全体をビニールに入れましょう。
こうすることでサツマイモ苗が乾燥してしまうのを防ぐことができます。
この時、ビニール袋を完全に密閉してしまわないよう注意が必要です。もし密閉してしまうと袋内に新鮮な空気がはいってこず、サツマイモ苗の呼吸が難しくなってしまいます。
冷蔵庫で保管する

ここまでの作業が完了したら植えつける時まで冷蔵庫で保管しましょう。
サツマイモ苗の保存における適切な温度は5℃から10℃となっており、家庭用冷蔵庫の野菜室が最適です。
また、可能であれば葉を上に向け、茎部分が下になるように苗を立てて保存するようにしましょう。
そうすることで自然に近い状態を再現でき、より長期間保存ができるようになります。
サツマイモ苗の保存方法まとめ
この記事ではサツマイモ苗の保存方法について詳しく解説してきました。
この記事の要点をまとめると以下の通りです。
- 植物活力剤をつける
- 茎部分を濡らした新聞紙で包む
- サツマイモ苗をビニール袋に入れる
- 冷蔵庫で保管する
サツマイモ苗の保存で困った際はぜひこの記事を参考に実践してみてください!
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