- 家庭菜園でハーブ栽培に挑戦してみたい!
- けど、家庭菜園なんてやったこと無いから不安だな…
- ほったらかしでも簡単に栽培できるハーブについて教えて!
この記事では「ほったらかし栽培に向いてるハーブ5選」を紹介します。
これから家庭菜園でハーブを育ててみたい方向けの内容になっています。ぜひ、栽培するハーブ選びの参考にしてみてください。
ハーブがほったらかし栽培に向いている理由

そもそもハーブとは「人の暮らしに役立つ香りのある植物」の総称です。
葉や茎、花を利用するものがハーブと言われています。料理やハーブティー、アロマオイルなど用途は様々で、効能も種類によって違いがあるため、古くから利用されてきました。
ハーブの原産地はヨーロッパや地中海沿岸、中米や東南アジアなど多くありますが、野生に近いので生命力が強いものが多いです。
そのため繁殖力や乾燥に強いと言われます。またハーブの香りは虫が嫌うものも多く、虫がつきにくいこともほったらかしで栽培できる理由の1つとして挙げられます。
ほったらかし栽培向けのハーブ5選

「家庭菜園初心者で作業に慣れていない方」や「忙しくてあまり作業ができない方」でも簡単にほったらかしで育てられるハーブを5つ紹介します。
ハーブの種類選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ミント

ハーブの代表的な種類としてミントが挙げられます。
ペパーミントやスペアミントなどを始め、多くの種類があります。ハーブといえばミントを想像する方も多いのではないでしょうか。
ミントのスッキリとした香りは「メントール」と呼ばれる成分によるもので、鎮痛や殺菌の効用もあります。
育て方
種から育てる場合も、苗から育てる場合も9月~10月頃から植え始めるのがおすすめです。
日当たりが良く、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。あまり日差しが強い場所に置くと葉焼けしてしまうことがあるので注意が必要です。
収穫
収穫する際は枝から切り取るようにしましょう。そうすることで刺激を与えることができより成長が促進します。
また風通しも良くなり、ミント栽培を長く楽しむことができます。
レモンバーム

レモンのような香りがするミントです。レモンバームの花はミツバチに好まれることから別名メリッサとも言われています。
レモンバームには不安を落ち着かせたり、消化器系の不調を改善する効能があります。耐寒性もあり、繁殖力も強いことも特徴といえます。
育て方
秋に植え始めると冬には休眠期に入りますが、多年草であるため春になると芽や葉が出てきます。
こちらも日当たりの良い場所を選びましょう。ただし日差しが強すぎるのは苦手なので気をつけましょう。
耐寒性はありますが、暑さには弱いため、夏前に大きく剪定することで風通しをよくすると葉も増えてきます。
収穫
葉・茎・花の部分がハーブとして使用できます。開花時期は6月~7月頃ですが、開花前に一度大きく剪定すると新しく芽が伸びてくるので、長く葉を楽しむことができます。
カモミール

別名カミツレとも呼ばれるハーブです。リンゴに似たさわやかな香りがします。葉っぱに香りがあるのではなく、花に香りがあるので花を咲かせて収穫します。
ヨーロッパでは薬草として使用されているハーブで、ストレスによる胃腸の不調や、緊張の緩和などの効能があります。
育て方
日当たりが良い場所を選び、冬の間は霜に気をつけて育てましょう。
乾燥や寒さに強い反面、暑さと蒸れに弱いため、風通しをよくするために葉が重なっているところは茎や葉を着るなど適度に剪定することが大切です。
収穫
9月〜10月頃から育てると5月〜6月頃に開花します。
花が咲いて3日程で黄色い部分が盛り上がってきます。収穫の時期なので見逃さないように注意しましょう。
バジル

香りが良く、ハーブの王様と言われることもあります。丈夫なため比較的簡単に育てられることが特徴としてあげられます。
葉が食用として使われることは有名ですが、種はデザートにも使用されます。
抗酸化作用や食欲増進の効能があり、肉料理やスープ、パスタやサラダなど様々な料理に使用可能です。
育て方
こちらも日当たりが良い場所を選びますが、原産が熱帯アジアのため寒さに弱いので10度以下にならないように気をつけましょう。
また表面の土が乾いたらたっぷり水をあげるようにしましょう。秋に植え始める場合には冷え込む前に室内に置き、室温を10度以上に保つことで枯れるのを防ぐことができます。
収穫
花が咲く前に葉を収穫しましょう。花も食べることができますが、花が咲いてしばらくすると花に栄養が吸われてしまい、葉の味が悪くなる場合があります。
花が咲く前に適宜に剪定し、花が咲かないようにすることで秋頃まで収穫することが可能になります。
イタリアンパセリ

イタリア料理でよく使われるハーブで、通常のパセリと比べると苦みが少なく、柔らかい食感が特徴です。
香りが高く癖が少ないことから肉野菜や魚料理、スープなどの料理に使われることが多いハーブです。様々な成分が含まれており、アンチエイジング効果や、疲労回復の効果があります。
育て方
日光に当てることはもちろんですが、強すぎる日差しは苦手なので直射日光が当たりにくい場所を選ぶのも選択肢の1つです。
イタリアンパセリも風通しが良い場所を好むので、風通しが良い場所選んで置きましょう。害虫もつきづらく、育てやすいですが、秋に植え始める場合はとう立ちするので気をつけましょう。
収穫
20cm程伸びてきたら外側についている大きな葉から摘むようにしましょう。
手でちぎるよりハサミを使ってカットした方が株への負担が少なくなり、必要な分だけ摘んでいくことで長く楽しむことができます。
秋植え野菜をほったらかしで栽培するためのポイント

プランターで育てる
ハーブは繁殖力が非常に強いため、ほったらかしで栽培する際にはプランターで育てる必要があります。
庭などに地植えすると繁殖を制御できなくなる場合があるので、ほったらかしで栽培するには注意が必要です。
風通しが良い場所で育てる

ハーブを育てるときには風通しを確認しましょう。風通しが悪いと思ったより生長しなかったり、湿った土が乾かず根腐れしてしまいます。
ベランダなど風通しが良い場所で栽培するようにしましょう。
水はけの良い土を作る
プランターで育てる場合には土も重要です。水はけが悪いと土の中の酸素や水分が入れ替わることができず、根が生長しにくくなります。
また土の中に水分がある状態が続くと根腐れの原因にもなります。病害虫の危険性も減りますので土は水はけの良い土を使いましょう。
一気に収穫しないようにする
生長してくると一気に収穫したくなりますが、長く楽しむためには少しずつ収穫することをおすすめします。
急にたくさん収穫してしまうと、せっかく生長したハーブが弱ってしまいます。使う分だけ収穫するようにしましょう。
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