近年、おうち時間が増え、ご家庭で子供と簡単に楽しめる方法を探している方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、子供と一緒に行う家庭菜園です。家庭菜園は親子で楽しめるだけでなく子供の教育にも最適だと言われています。
しかし完全初心者が家庭菜園を始めるのは少しハードルが高く感じるものです。そこでこの記事では家庭菜園をやりたいけど「場所がない」「難しそう」と思ってなかなか挑戦できない方のために
子供と家庭菜園をするメリットや簡単に始める方法、さらに親が気をつけるべきポイントについて紹介します。この記事を読むことで親子で家庭菜園をするために必要なことがすべてわかります。
- 子供と家庭菜園をする効果やメリット
- 簡単に家庭菜園を始める方法
- 家庭菜園(土いじり)で親が気をつけること
子供と家庭菜園(土いじり)をする効果やメリット4選
子供にとっての家庭菜園とは、親と一緒に「土いじり」をするという感覚かもしれません。
親と一緒に「土いじり」をする楽しさや、「土いじりをした結果、野菜ができる」という経験を通して、子供が得られるメリットは以下の4つです。
- 家庭菜園は食育のための最高の環境になる
- 自然と触れ合うことができる
- 本当に安心できる野菜が作れる
- 子供に観察力や継続力が身につく
それぞれのメリットについて以下の記事で詳しくご説明します。
家庭菜園は食育の最高の環境
そもそも食育とは、農林水産省によると「食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること」とされています。
そのため、野菜の育つ過程を知り、さらに、自分で育てた野菜を食べる経験により、食べ物の大切さを理解できる家庭菜園は食育の最高の環境と言えるでしょう。
野菜嫌いな子供も自分で育てた野菜は食べられた!という声も多く聞きます。
自然と触れ合える
家庭菜園には「土いじり」が欠かせません。土いじりをする中で、土、虫、葉っぱ、石、風など、様々な自然に触れる機会ができます。
土の感触を確かめたり、季節の風を感じたりと、自然に触れることで五感を刺激し、感覚機能や脳の発達に良い影響を与えるでしょう。また、普段、育児や家事で疲れている大人の気分転換にもなります。
本当に安心できる野菜が作れる
子供に安心できる食材を使用したいという気持ちをお持ちの方も多いのではないでしょうか。最近はスーパーでも無農薬野菜やオーガニック野菜を見かけますが、全く農薬を使っていないわけではありません。
そのため、種まきから収穫まで全て自分で行い、農薬の使用の有無や種類などを管理できる家庭菜園は本当に安心できる野菜だといえます。
また、採りたての新鮮な野菜を食べられるのも嬉しいポイントです。
観察力や継続力が身につく
家庭菜園では、自分の植えた野菜が発芽して成長していく過程を身近で観察できます。さらに、実際にお世話をすることで日々の変化に気づき、観察力が身につきます。
また、「今日は芽が出たね」「花が咲いたね」など、親子で過程を共有すれば、まだ幼いお子さんでも、明日はどうなっているだろうかと自主的に観察するようになり、自然と継続力も身につくでしょう。
簡単な家庭菜園を始める方法
子供と一緒にできる家庭菜園と聞くと少しハードルが高いように感じる方は多いです。
そこで、以下の記事では誰でも簡単に家庭菜園を始められる方法をご紹介します。家庭菜園を子供と一緒に始めようと検討している方はぜひ参考にしてみてください。
野菜栽培セットを使う
まず、初心者の方におすすめなのが「野菜栽培セット」を使った家庭菜園です。野菜栽培セットには、野菜の種、土、容器など、野菜を育てるのに必要な道具が全て揃っています。
そのため、マニュアル通りに進めていけば、誰でも簡単に野菜を育てられるようになっています。野菜栽培セットはホームセンターや通販で購入できるため、育てたい野菜を親子一緒に探してみましょう。
プランターを使う
家庭菜園の知識はあるけど、家庭に庭や畑がなくて難しいと考えている方におすすめなのが、「プランター」を使った家庭菜園です。「プランター菜園」とも呼ばれており、ベランダや玄関など、限られたスペースで家庭菜園を楽しめます。
室内から野菜の成長を観察できるので悪天候の日や、幼い子供がいる場合でも一緒に楽しめるのではないでしょうか。
レンタル畑を利用する
レンタル畑とは畑を借りることができるサービスです。レンタル畑を利用することで野菜栽培セットやプランターよりも本格的な野菜づくりにも挑戦することができます。
また、レンタル畑であれば農機具や肥料などを購入する必要が無く手間も軽減されます。
また、レンタル畑では専属のアドバイザーがついているケースがほとんどで、初心者でも安心して家庭菜園に挑戦できます。
より充実した学びを求めるならレンタル畑がおすすめ
本格的に子供の教育・食育に家庭菜園を取り入れるならレンタル畑がおすすめです。
レンタル畑では日当たりの良い栄養豊富な畑、知識豊富なアドバイザー、便利な農業資材など家庭菜園を目いっぱい楽しむための環境がそろっています。
そのような環境で本格機に野菜を育て、食育に繋げることでより充実した学びを得ることができます。また、レンタル畑利用者のコニュニティーにも参加することができ、さらに家庭菜園を楽しむことができます。
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家庭菜園(土いじり)で親が気をつけること
ここまで、家庭菜園のメリットについてご紹介してきましたが、親子で楽しく家庭菜園をするためには注意しなくてはいけないポイントがあります。家庭菜園(土いじり)で親が気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。
子供が楽しく継続できるようにする
子供との家庭菜園は、完成度よりも子供の楽しさを重視するのがおすすめです。最低限の用意は必要ですが、親はなるべく手出しをせずに子供の作業を見守り、自分で育てる楽しさを味わうことが家庭菜園を楽しく継続するポイントです。
すべて子供が作業するのは難しいため、子供にできない部分はあらかじめ親が済ませておいたり、さりげなくサポートをするとスムーズに作業ができるでしょう。
育てやすい野菜を選ぶ
子供との初めての家庭菜園では、育てやすい野菜を選びましょう。家庭菜園を使って子供の食育をするうえで成功体験は非常に大切なことです。
そのため育てやすい野菜を使ってより成功体験を得やすい環境を作ってあげましょう。育てやすい野菜と育てにくい野菜について軽くご紹介します。
- ミニトマト
- サツマイモ
- キュウリ
- ゴーヤ
- ラディッシュ
ケガしないようにきちんと見守っておく
安全かと思われる家庭菜園であっても、普段歩き慣れない土の上やスコップなど、小さな子供にとっては危ないことも多く、思わぬケガにつながりかねません。
一緒に家庭菜園をする時は、大人は子供が行う作業を見守ることを優先し、目を離さないように気をつけましょう。
家庭菜園の教育・食育効果を高めるために親ができること
家庭菜園は教育・食育に最適ですが、より効果を高めるためにできることが3つあります。
- 定期的に観察させる
- 調理まで子供と一緒にやる
- 適切な声かけをする
子供と一緒に家庭菜園を行う際にはぜひ取り入れて下さい。
定期的に観察させる
植えた野菜を定期的に一緒に観察しましょう。毎日の観察が難しい場合は、少し変化のあった時に観察するように促してあげれば、自ら違いに気づくことができます
。写真を撮ってみたり、絵の描ける年齢であれば、絵日記などで記録することもおすすめです。
調理まで子供と一緒にやる
野菜が収穫できた際には、一緒に調理をすることもおすすめです。まだ小さい子供であれば、「野菜を洗う」「皮をむく」なども立派な調理になります。
自分で育てた野菜を自ら調理することで、食材に対して向き合えます。そのため、野菜のおいしさやありがたさを感じ、苦手な野菜にも挑戦できるのではないでしょうか。
適切な声かけをする
子供との作業では「これはなんだろうね」「どうすればいいと思う?」など、自ら考えるような声かけをするのが子供の思考力を高めるために効果的です。
また、「野菜にお水を飲ませてあげようね」「今日のお野菜はどんなかな」など、行動を促すきっかけとなる声かけや、子供の作業に対し「ありがとう」「〜ができたね」と褒めてあげることも子供のモチベーションになります。
何かを任される責任感や、褒められた満足感が子供の心の成長にもつながります。
まとめ
この記事の要点をまとめると以下のようになります。
- 子供と家庭菜園(土いじり)をするメリットは「家庭菜園は食育のための最高の環境になる」「自然と触れ合うことができる」「本当に安心できる野菜が作れる」「子供に観察力や継続力が身につく」こと
- 親子で家庭菜園を始めるなら「野菜栽培セット」「プランター栽培」「レンタル畑の利用」がおすすめ
- 家庭菜園では「楽しめる環境をつくる」「育てやすい野菜を選ぶ」「子供の安全に配慮する」ことが大切
- 家庭菜園の子供への教育・食育効果を高めるには「定期的な観察」「調理まで一緒に行う」「適切な声かけ」が大切
この記事を参考にぜひ家庭菜園に挑戦してみましょう。
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