ピーマンの苗の選び方|枯れずにたくさん採れるピーマン苗を選ぼう

ピーマンは家庭菜園で育てやすい野菜の1つですが、コツを抑えておかないとうまく育たないことがあります。

  • 自宅でピーマンを育ててみたいけど、どうやって苗を選んだらいい?
  • 苗が弱って枯れてしまい、どう対処したらいいかわからない

など、ピーマン栽培に悩みを抱えている方も多いのではないのでしょうか。

この記事では、良いピーマン苗を選ぶためのポイントについて解説していきます。またピーマンの苗の管理方法についても紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること
  • 良いピーマン苗の選び方
  • ピーマン苗が枯れる理由
  • ピーマン苗を枯らさないための管理方法

ピーマン苗の選び方

苗の選び方には、以下の3つの方法があります。

  • 状態で選ぶ
  • 品種で選ぶ
  • 接ぎ木の有無で選ぶ

以下の文章でそれぞれについて詳しく解説していきます。ぜひ苗を購入する際の参考にしてみてください。

状態で選ぶ

ピーマン栽培に失敗しないためには、良い苗を用意することが重要です。

苗の状態が良くないと、その後の生育や収穫量に悪影響を及ぼします。

良いピーマン苗を選ぶためのチェックポイントは以下のとおりです。

  • 葉は鮮やかな緑色で厚みがある
  • 茎が太く節間が詰まっている
  • ポットの底まで根がはっている

ピーマンは寒さに弱いため、気温が低い時期に苗を購入すると傷んでしまうことがあります。

購入時期は5月上旬を目安とし、すぐに植えられる状態まで育っている苗を購入すると良いでしょう。

品種で選ぶ

ピーマンといえば緑色で苦味のあるものが一般的ですが、そのほかにも多くの種類があります。

品種によって味わいや育てやすさが異なるため、好みに合わせて選びましょう。

家庭菜園で育てやすいピーマンの品種には、以下のような種類があります。

  • 丈夫で栽培しやすいため、家庭菜園にぴったりの品種・暑さに強く、夏から秋までたくさんの量が収穫できる
  • 果肉は薄く柔らかで食べやすい

いずれも基本的な栽培方法は変わらないため、好きなものを選んで問題ありません。

夏の暑さや病気に強い品種なら、初心者の方でも失敗しにくく安心です。

接ぎ木の有無で選ぶ

苗には、自根苗(じこんなえ)と接木苗(つぎきなえ)の2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。

自根苗の特徴
  • 種から育てられた苗のこと
  • 作物の味がよく苗代も安価だが、病気や障害にかかりやすい
接木苗の特徴
  • 茎の一部を切り、別の植物の茎を繋ぎ合わせた苗のこと
  • 病気やストレスに強く、たくさんの量を収穫できる

初心者の方は、安定した栽培ができる接木苗を選ぶのがおすすめです。

ピーマン苗が枯れる理由

良い状態のピーマン苗を購入しても、育てているうちに枯れてしまうことがあります。

苗が枯れてしまった場合は、原因を特定し早めに対処しましょう。

ここでは、ピーマン苗が枯れたときに考えられる3つの要因について解説します。

ミネラル不足

ピーマン苗が枯れる理由としてまず考えられるのは、ミネラル不足です。

ピーマンは栽培期間が長く、たくさんの実をつけながら成長するため、多くのミネラル分を必要とします。

土壌に十分なミネラルが含まれていないと、苗は生育に必要な栄養を吸収できません。

肥料や活力剤を適切に与え、苗がミネラル不足にならないよう注意しましょう。

水分不足

ピーマンは乾燥に弱いため、水分不足も苗が枯れる原因となります。

植物にとって水は無くてはならない存在です。

水分が足りないと栄養を吸収できない上、光合成も抑制されて生育不良になる恐れがあります。

ピーマンは暑い時期に成長する作物のため、夏場は特に水切れに注意が必要です。

大きなダメージ

苗が大きなダメージを受けると、生育が阻害され枯れてしまうことがあります。

ピーマンが枯れる原因として多いのが、青枯病や斑点病などの病気や害虫による被害です。

また、乾燥や高温などの過酷な栽培環境も、苗に大きなダメージを与えます。

苗が損傷すると実が成長せず収穫量も減ってしまうため、苗に異変を感じたら早めに対処しましょう。

ピーマン苗の管理方法

ピーマン苗を枯らさないためには、普段から適切な管理をしておくのが大切です。

以下の3つのポイントを抑えてピーマン苗を管理しましょう。

  • 水を切らさない
  • 植物活力剤を与える
  • 購入後は早めに植える

水を切らさない

ピーマン苗は乾燥に弱いため、水を切らさないように管理する必要があります。

水やりのポイントは、土の表面が乾いたタイミングで水をたっぷりと与えることです。

気温の高い時期は水切れを起こしやすいので、定期的に土の状態を確認する必要があります。

土が乾いていると、水分や養分が苗全体に行き渡らず、生育不良になるため注意しましょう。

ただし、ピーマンは乾燥だけでなく多湿にも弱い作物です。

水を与えすぎると根腐れや病害を起こしやすいため、適切な水分管理を心がけましょう。

植物活力剤を与える

ピーマン栽培には、リン酸・窒素・カリウムなどのミネラルが欠かせません。

品質の良いピーマンをたくさん収穫するためには、肥料を与えて土の栄養バランスを保つことが大切です。

十分な肥料を与えても苗に元気がないときは、植物活力剤を使いましょう。

植物活力剤は、肥料と併用することで栄養の吸収を高める効果があります。

与えすぎにならないよう、苗の様子を見ながら少量ずつ使用するのがおすすめです。

購入後は早めに植える

ピーマン苗を購入した後は、早めにプランターや畑に植え付ける必要があります。

市販の苗は、直径9cmほどの黒いビニールポットに入っているのが一般的です。

ビニールポットは植え替えを前提に作られているため、苗を大きく育てるのには向いていません。

購入時のままにしておくと、水分や養分が足りず苗が枯れてしまうことがあります。

そのため、ピーマン苗はすぐに植えられる状態まで成長したものを購入し、早めに植え付けるようにしましょう。

植え付けには暖かい時期が適しているので、5月上旬から下旬にかけて行うのがおすすめです。

また、4月のうちに小さな苗を購入した場合は、植え付けに適した大きさになるまで育苗する必要があります。

すぐに植え付けない場合でも、ビニールポットから仮の鉢植えやプランターなどに移し替えて育てましょう。

ピーマン苗の選び方まとめ

この記事では、ピーマン苗の選び方と苗の管理方法について紹介しました。

この記事の要点をまとめると以下のとおりです。

  • 苗選びでは、葉から根まで苗全体をチェックし、状態の良いものを選ぶ
  • 育てやすい品種や接木苗を選ぶと、初心者でも失敗が少なく栽培できる
  • 苗が枯れる主な原因は 、栄養不足・水切れ・病害や環境ストレスによるダメージ
  • 苗を枯らさないために、適切な水やりと栄養管理を行い、購入後早めに植え付ける
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